Vintage 2021

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Zinfandel

2021年の収穫量が増え89房収穫し、糖度も目標の25度を超えまずまずの仕上がりだった。ただ1次発酵で蓋を閉めたままにしたので温度が上がり、1次発酵が早く進み過ぎた。それにより色が理想の濃さにならなかったと共にタンニンがもう少し増えて欲しいところである。ボトリング時に味見をしたらそれなりの骨格は出来上がっている様に思えた。量が多くなると蓋はせず布をかぶせるのが良い。

ボトリング

フレンチオークのチップを1年3カ月漬けて香りづけを行った後、2022年の11月にボトリングを行った。ラッキングと同じ方法でボトルを少し低いところに置きチューブを使ってワインを流し込む。1ガロン(3.8L)が二つと750CCが二つありそれを12本の便に混ぜながら詰めた。なるべくボトル毎の差を作らない様務めた。いつも作業の間にミスをしてワインを床にこぼしてしまうのだが、今回はほぼこぼさず無駄は無かった。

12本のボトルに詰め終わったら今度はコルクを挿入する。足でボトルを挟んでツールを使ってコルクを押し込む。結構力がいる。コルクは事前にお湯につけてふやけさす必要がある。そうしないとうまく入らない。12本だからまだそんなに苦にならないが生産量が50本位になると別のツールを入手する必要があるかもしれない。

エージング

12本の内一本はその夜試しの飲みをし、11本は地下倉庫の奥にしまい込む。2年は寝かせたい。倉庫の温度は11月末の時点で16.5 ℃。1月末には12.5℃まで下がる。一日の温度差はほぼ無しで、一年を通して21℃から12℃まで振れる。ワインにとっては悪くない条件。

ワインの味は悪くない。まだ若いので落ち着きがない感じではあるものの、しっかりと空気に触れさせると飲みやすくなる。色は少し薄くタンニンがやはり足りない。